HOME | Karakoro Stage | 公演アンケート 2017




・シンプルに仕上がっていて、兵士の苦しみ、国民の苦しみが非常にわかりやすかった。


・一言でショッキングな内容でした。
 この時世「大義」とは何か、人の命が軽く見られる風潮が感じられる中で
 いろいろと感じさせられました。
 舞台構成については生演奏による効果音、伴奏はとてもインパクトのあるものでした。


・シリアスすぎて見ているのがしんどかった。
 日本の現実が同時進行しているだけに、何をどう表現していったらいいのか、
 もう一度も二度も深く考えていきたい。


・このテーマが今現在、進行中であることを深く感じざるをえませんでした。
 素晴らしい内容だったと思います。
 演じる人が楽器を演奏し、歌をうたい、踊り、多様なあり方を面白く思います。


・題材が題材なだけあっていつもよりとても大人な内容で驚きました。
 高校時代、バグダッドが舞台の物語を読んだことがあるのですが、
 死んでしまえば敵も味方もない、何が正しいのか、何が正しくないのかわからないということは
 やはり書かれており、その時の感情を思い出しました。
 今回はピープルシアターさんと共に作る舞台ということで、
 プロの役者の方の演技には本当にひきこまれました。
 感情移入してしまうところも、思わず引いてしまうようなところも、
 役者さんの方の力あってこそだったと感じております。
 また、歌唱部分でいつもよりも声に厚みが増し、聴き取りやすくなっていたことにも
 日々の練習の努力が見えました。
 とても重く苦しいストーリーでしたが、すっと胸に入ってくる構成になっていたと思います。
 皆さん、お疲れ様でした。


・戦争のお話ということで、綺麗事の一切ない残酷なシーンの連続で、観ているのがつらかったです。
 けれど、戦争をテーマにして「観ていて楽しいもの」にしてはいけないのだとも感じました。
 (くまさんの衣装を着た小さい子が可愛らしかったです。風船の戦車が良かったです。)
 とても本格的な劇で、演じられた皆さんや製作に関わった皆さんの熱意が伝わってきました。


・戦争の現実、人も街も心も壊されていく世界。
 決して二度と繰り返してはならないと皆思っているはずなのに…。
 歴史に学び、戦争のない世界を築いていかなくては、と改めて思いました。
 いつものステージとは大きく異なる展開ですが、とても良かったです。
 胸が苦しくなるほどいっぱいです。消化するのに時間がかかりそうです。


・人間どうしが分かりあい、一緒に生き残ることは、いまだ難しいと思いました。


・今回はテーマも難しく、自分自身どこまで受け止められるかな…という懸念もありましたが、
 ミュージカルということもあり舞台に入りやすかったです。
 知識としてしか知らない戦争。対岸の火事、
 自分には遠いものとしてしか捉えてこなかったのですが、やはりそれではいけない。
 でも、自分に何ができるか正直わからない。
 でももう知らないフリをするのではなく、まず知って考えることをしてみよう、
 そう思えた時間でした。


・大迫力に圧倒されました。
 おどろおどろしい場面には重すぎる思いもしましたが、あれが戦場のリアルなのだと思いました。
 正視すべきかも、と自分に言い聞かせました。演技力も素晴らしい!
 憲法の日、子どもの日にふさわしい催し、平和の大切さを思いました。


・心が暗くなって帰るのかと思っていましたが、とても良くできていて、
 重く沈んだあと、ほっとするような演出で、よかったです。
 そして最後に私達への問いかけもあり、今の見せかけの平和に改めて疑問を抱きました。


・ミュージカル版との事「???」だったけど、すっごく深みが加わり、ことばでは言い表せない。
 ピープルシアターしか見た事がなかったので、違う世界が見ることができ、また勉強になりました。


・“バグダッド”の話はニュースでしかみたことがないけれど、現実、起こっていることだと思うと、
 人を殺して当たり前、“敵”も“味方”も関係ない、というのが怖いなあと思いました。


・いろんな戦いが起きているこの世の中で、今のままで本当に戦争のない世の中がくるのか?
 と投げかけられた気がしました。本当の神様はどこにいるんでしょう?


・演奏、歌、ダンス、演技、セットや照明等、全て素敵でした。特に照明がとても好みです。
 歌声や演奏の“厚み”がすごいですね。迫力があって、胸の奥までぐぐぐっと入ってくる音でした。
 心臓を揺さぶられました。
 恥ずかしながら、歴史の知識がなさすぎて、
 内容を理解できるかどうか不安に思いながら観始めましたが…
 杞憂でした。皆さん、お疲れ様でした。


・難しいテーマだったけど、今の日本と東アジアの情勢を考えると「どこか」の話ではなく、
 我々のことのように感じました。


・戦場と化したバグダッドで生きる市民のつらくて苦しいくらし、
 最前線で戦っている兵士も悩み、苦しんでいるというのがすごく表現されていると感じました。


・シリアスな題材なのでどうミュージカルにするのか、また、メッセージをどう伝えるのか、
 期待と不安を抱いて拝見しました。
 戦争と人間の命題を、アメリカ兵の立場(貧困と圧迫性)、
 イラク人の立場(分断と悲しみ)からうまく描いていて、感心、感動しました。
 チャレンジャーの皆さんが途中から登場したことも、舞台内容に深みを与えていました。
 感動をありがとうございました。


・「政治が隠す歴史」を補うものが、文化、大衆運動、芸術活動の全てだとは思いませんが、
 それが重要な役割の一つだと私も思っています。又、人間にとって「想像力」がいかに大切なものか、
 そういうことも改めて考えさせられました。いい舞台でした。


・人が殺されるこわい内容でしたが、いつも音楽と演劇がすばらしく調和していると思います。
 皆さんの力が合わさって一つの大きな作品になるということはとてもステキで、
 また大きな自信と次への力となっていくと思います。
 いいステージを見せて頂きありがとうございました。


・戦争は人を狂わせてしまう。
 戦争がなくなるといいのに…。


・重いテーマであるが、人間として避けて通れない課題である。
 多くの日本人に観てもらいたい。オーケストラも素晴らしい。
 ありがとうございました。
 歴史に埋もれた哀しみを忘れてはならないです。


・恐怖、狂気、その中の普通の人としての感情の見え隠れ
 戦場の現実を知りませんが、その一端を伝えていただいたように思いました。
 描かれている人や場面が、太平洋戦争に従軍した人の話とたいへん似ていました。
 結局、戦争というものの本質なのかもしれません。
 とにかく深いテーマでした。アメリカ社会、日本社会、みえていないところの奥にある構造、
 自分にできることは何か、教育は今のままでよいのか、深く考えさせられました。
 それもこれも、いつもながらの考え抜かれた演出、出演された方の迫真の表現のおかげだと思いました。
 毎年楽しみにしています。いつもありがとうございます。


・ミュージカルに対して持っていたイメージが「楽しいもの」「すてきなイメージ」だったのですが、
 こういう重い作品にも仕上げられることを目にして、今とてもとまどっています。
 しかし、私のイメージを裏切って見事に「問いかけ」の作品として完成されたことに敬意を表します。


・素晴らしいミュージカル、ありがとうございました。
 テーマがとても重くてどのように仕上がっていくのか不安もありましたが、
 見事に戦争の悲惨さの中にミュージカルの華やかさを取り入れ融合した作品ができあがったと思います。
 アメリカが語るイラクではなく、イラクの民からの目線で組み立てられたプロットに感動しました。
 私たちにわかりやすく、民衆像からのわきあがる反戦意識が伝わってきました。
 ごくろうさまでした。そしてありがとうございます。


・戦争の実相へ、これだけ想像力をかきたてられたことは他にない。
 演技はもちろん、歌、演奏、映像が細部にまで行き届き、シンクロし、驚きがあった。
 イラクのことが、シリアのことが、そして北朝鮮と日本のことが全く新たに見えるようになったと思う。


・このような舞台をみることができ、ことばもありません。
 舞台で起こっていることはバグダッドで起こったことだと体が震えました。
 日々、何をどのようにしたら持続可能な社会を未来に残せるか、
 自分なりに行動しているつもりですが、小さいことで衝突があります。
 このように「共生」を舞台で表現されていることに頭が下がります。
 終演時の皆さんの笑顔が、重くうけとめかねる問いを突きつけられた自分にとっては救いでした。


・圧巻でした。見に来させてもらってとてもよかったです。
 前半の演奏と歌と踊りで、民衆、人々の思いがひしひしと伝わってきました。
 途中、耳をふさぎたくなるつらい場面が多くありましたが、しっかり知らなければと思いました。


・美術、音響、舞台セット、演出、シナリオの作り込みがすばらしいと感じました。
 米兵の心情にリアリティを感じるのは、オリジナルのシナリオが秀逸だからだと思うのですが、
 本公演でさらにリアリティさを持つのは、オケの生演奏と演技がピタリと合っているからだとも感じます。
「誰もが敵に見える」恐怖と狂気をよく描き出したメッセージ性の高い公演でした。
 観れて良かったです。


・近年の作品がファンタジーを感じさせるものであったのに対し、社会的なテーマに取り組んでおられ、
 大変興味をそそられたミュージカルでした。
 舞台上でくりひろげられている物語とそれをささえる音楽と意匠、デザイン、
 加えて演奏そのものにも目をやりますと、
 見どころの多すぎるぜいたくな楽しみを見る者に提供している作品です。驚きです。
 音楽の上に展開する物語がタペストリーのように織り込まれ、
 長い時間かけて作品を紡いでこられた皆さんの努力、その取り組みと情熱に感動しました。


・衝撃的な舞台で、何度も目をそらしたくなりました。
 しかし、この現実を知り、しっかり見つめていくことが、今の私にできることなのだと感じました。
 思うことのたくさんある舞台でした。
 ショッキングな場面の合間合間の、からころのみなさんの歌や、
 子ども達の頑張っている姿を見ると、心がほっと和みました。


・全部すばらしかったです。アメリカ国歌の美しさが矛盾をより浮き上がらせる感じがして泣けました。


・テーマが少々重く、考えさせられる内容ではありましたが、終演の後、気分が悪くなりました。
 ニュースでイラク戦争が報じられる度、悲痛な思いをしますが、
 2時間半の公演は、私には内容(テーマ)がきついです。
 それだけ演出、脚本、演技に深みがあるのでしょう。
 平和な日本で生活しているのを感謝しながらも、
 戦争体験のない私は、父母の話が思いおこさせられました。


・極限に追い込まれた時、果たして自分はどう行動できるだろうか、
 誰になっているか…
 考えさせられました。


・「行きよりも帰りが遠い」ということばが心に響きました。
 それぞれ家族や夢のある“ふつう”の人なのに、歯車が狂っていく様子が苦しかったです。


・すばらしい舞台でありました。
 歴史の波の中の悲しみのささやきが聞こえていますか?
 国と国とのあらそいは戦争と名付けられ、人殺しが正当化されるが、
 その最前線にいる巻き込まれる人間たちは共に同胞であるべきものを殺さざるを得ないわけですから、
 狂う以外にない。
 この舞台の中でバグダッドの市場に風船を持ってあらわれたオーバー・ザ・レインボーの人達の
 伸びやかな存在を表すかのようなありのままの姿に、
 心にぽっと光がともるような暖かさと、美しいものを感じました。


・とても感動しました。
 にこやかになる所とどきっとする所があり、
 特に同じ女性として、女性の気持ちを歌った所は感動しました。


・始まりから終わりまで鳥肌が止まりませんでした。
 私は今学生で、受験勉強に勤しんでします。
 世界史の勉強の中、宗教戦争の話はよく出てきて、
 ただ機械的に「ああ、何万の人が死んだのか」と思うだけでした。
 世界は 私の立ってる所から後にも先にも広がっていると思いました。
 私は戦争も知らない、銃を持ったことが無いただの小娘なので、
 最後に客席に向かって撃つシーンでドキッとしました。
 目が離せなかったというか、本物だったら死んでたなと思った時に
 自分はなんて平和な世界に生きてるのかと瞬間的に感じました。
 見るべきはずの世界を見せてくださってありがとうございました。


・知らぬふり、感じないふりをやめねばならないと思いました。


・戦争が未だに地球上のどこかで存在し、
 人間の心を鬼に変えてしまうという現実を改めて認識させられました。
 戦争をこの地球上からなくすことが出来ない人間の無力さを嘆かざるを得ません。
 それとは別に毎年このような舞台公演を実施されている
 「からだとこころの出会いの会」の皆さんの熱意と努力に対して敬意を表します。