からだとこころの出会いの会（KaRaKoRo）では、共通のテーマのもとに自助グループをつくり、日常的に勉強会やレポート作成に取り組んでいます。依存症や家族の問題、学校の問題などに悩む人たちが、同じ問題を抱える仲間と出会い、支え合うことで自分自身への理解を深め、より肯定的な生き方への道筋を探っています。

アルコール依存症の親を持つ家庭に育った人達のグループです。メンバーは大人になった今も「人間関係がとるのが苦手だ」「子育てが上手くできない」「感情を表現しにくい」「困難に直面できず嗜癖に走る」などの問題を抱えています。依存症に回復はあっても治癒はないと言われています。私達はそれぞれの問題をどう乗り越え、人としてどう生きていけるのか、生育歴の過程で受けた傷をどう人間的な豊かさに昇化できるのかを学んでいきます。第一回の研究発表ではアルコール依存症の家庭に育った人の特徴と世代間連鎖について学び、メンバーの子育てについて振り返りました。これからも地道に勉強を続けていきたいと思います。